ガーシー被告、強気さの影なく

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共同通信

 「ユーチューバー」として著名人の暴露動画の投稿を繰り返し、インターネットで「時代の寵児」ともてはやされた当時の強気さの影はなく、法廷ではとうとうと謝罪の言葉を述べて何度も頭を下げた。19日に東京地裁の初公判に臨んだ元参院議員ガーシー被告(51)。6月の逮捕後、初めて公の場に見せた姿は頬がやせ、短かった金髪は伸びていた。

 被告は白のワイシャツに黒いスラックス姿。保釈が認められずに勾留が続き、刑務官に連れられて一礼しながら法廷へ。裁判長から名前を聞かれた際には「東谷義和です」と本名を答えた。

 起訴状に対する認否を問われると、手元の紙に目を落としながら「帰国して3カ月、罪の償い方を考えてきました。まだ途中です。過去はなかったことにはならない。一生をかけて反省し、罪を償っていくつもりです」とはっきりとした口調で語った。

 さらに「きょう被害者と代理人の方が来ていると聞いています」と続け、傍聴席に向かって「本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。