18日付のニューヨーク・タイムズによると、ローワーマンハッタンの通りを挟んだビル同士が、ポストイットを使った熱き戦いを繰り広げているという。
車も人もせわしなく行き交うエリアだが、この通りを歩く人はふと何かに気付いて足を止め、ビルの窓を見上げる。そこにあるのは人気アニメ「ザ・シンプソンズ」のキャラクターや「スーパーマン」のロゴ、亡くなったプリンスを追憶する紫のメッセージなどで、これらは全てポストイットを使って作られている。
先週初めて、カナル通りの北側にあるビルの窓に、「ハイ」というメッセージが現れた。通りを挟んだ反対側のビルにある、広告代理店の従業員の1人が、「どうした?」と応戦。当初は単純だったメッセージのやり取りはエスカレートし、より複雑に、よりカラフルになって今に至る。
参加者のクリスティーナ・ボスレーさんは、「何を作るのか決まっていないし、相手が何を企んでいるかも分からない。スリルがあって楽しい」と語る。
メーカーが、色とりどりのポストイットを大量に贈呈したことから、この創作合戦はしばらく続きそうだ。その戦いの模様は、ハッシュタグ「#CanalNote」「#PostItWar」などの検索で、ツイッターやインスタグラムで見ることができる。