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共同通信
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【ニューヨーク共同】バイデン米大統領は19日、ニューヨークでの国連総会一般討論演説で、急速に進展する人工知能(AI)技術の管理に向けて議論を加速させる考えを表明した。「競争相手も含めた世界の指導者と力を合わせながら取り組む」と表明。中国などを念頭に、独自に高度な開発を進める国々を巻き込む必要性を訴えた。
AIを含めた先端技術を巡っては、気候変動や感染症など地球規模の課題解決への貢献が期待される半面、顔認証を利用した抑圧や兵器の自動化が野放図に進みかねないとの懸念が強い。バイデン氏は「AIは機会をもたらす道具であるべきで、弾圧の道具としてはならない」と述べた。