20日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長と「シティバイク」の運営会社モティベートは19日、シティバイクの利用地域をマンハッタンとブルックリン区でさらに拡大することを発表した。
対象地域は、マンハッタン区86~110丁目までと、ブルックリン区ボーラムヒル、コブルヒル、キャロルガーデン、ゴワナス、パークスロープ、レッドフックで、8月より約140カ所に順次バイクステーションを増設する。
これについてデ・ブラシオ市長は会見で、「公共交通網が行き届かない地域へサービスを拡張し、市民の不便を解消したい」と述べた。
既にサービスを提供しているマンハッタン区アッパーイーストサイドやアッパーウエストサイドでも、自転車不足解消のため42カ所のステーションを追加で設置する予定となっており、ことし末までに新設のステーション含む計600カ所、自転車は1万台に達する見込みだという。
2013年に開始した同プログラムの現在のサービス地域は、マンハッタン区86丁目以南とクイーンズ区ロングアイランドシティ、ブルックリン区西部の一部エリアとなっている。昨年は、年間利用者数が過去最高の1千万人を記録し、年会員数も10万人を突破していた。