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共同通信
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【ニューヨーク共同】カナダのトルドー首相は21日、同国籍のシーク教徒殺害事件を巡る対立で、インドがカナダ人向けビザ発給を一時停止したことについて、対抗措置の明言を避けた。カナダメディアは、同国政府がインドにある大使館の職員を減らしていると伝えた。
カナダはインド政府が殺害に関わった可能性を指摘しているが、インドは否定。国連総会に参加するため米ニューヨークを訪れたトルドー氏は、記者会見で「インド政府はわれわれの指摘を真剣に受け止め、透明性ある正義追求に協力するよう求める」と述べるにとどめた。
インド太平洋地域で影響力を増す中国に対抗するため、カナダはインドを重要視している。