母親会見で「真実知りたい」

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共同通信

 福岡市の私立高で5月に2年の女子生徒がいじめを訴える遺書を残して自殺し、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定していなかった問題で、母親が22日、福岡県庁で記者会見し「心に穴があいたまま。真実を知りたい」と訴えた。

 学校によると、女子生徒は「無視されてつらかった」などと記した遺書を残して自殺した。遺族は学校側に調査を依頼したが、生徒対象のアンケートなどでいじめに関する情報がなかったため、学校は「いじめはなかった」と結論付けた。

 同法は、いじめが疑われる事案は重大事態と認定し、迅速に調査するよう定めている。