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共同通信
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入居者からの食材費の過大徴収が明らかになった障害者向けグループホーム(GH)大手運営会社「恵」を巡り、複数の元社員が22日までに共同通信の取材に応じ、「実態とは違う虚偽のサービス提供記録を作り、組織ぐるみで障害福祉や医療の報酬を不正に受け取っていた」と証言した。役員や社員の間で交わされていたLINE(ライン)メッセージも確認した。
行政側もこうした情報を把握しており、恵の中心的な事業エリアである愛知県や各自治体、厚生労働省は今後、事実関係を調べるとみられる。
恵は22日、取材に対し「不正の事実はない。そうした話には悪意を感じる」と答えた。
恵は東海・関東地方など12都県で主に知的、精神障害者向けのGHを約120カ所運営。ほかにも通所施設や訪問看護ステーション、障害児向けの放課後等デイサービスなどを手がけている。
数年前まで愛知県内のGHに勤務していた元社員は「実際には配置していないスタッフの名前を実績記録に書き、人員基準を満たしたように装っていた」と証言した。