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共同通信
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【ニューヨーク、ニューデリー共同】カナダでのシーク教徒殺害事件を巡ってトルドー首相がインド政府の関与の可能性を指摘し、両国関係が急速に悪化している。インドは「カナダがテロリストに潜伏先を提供している」と不満をぶちまけ、互いに外交官を追放し合う事態に発展。関係が深い国同士の対立に、中国との競争を抱えるバイデン米政権も苦悩する。
発端はカナダ西部のシーク教寺院駐車場で6月18日に発生した銃撃事件だった。殺害されたのはハルディープ・シン・ニジャル氏。シーク教徒の独立運動に関わり過激派組織の幹部とされ、インド政府が「テロリスト」として指定していた。