24日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)および米国土安全保障省の捜査で、インターネット上で多数の売春サイトを運営し、何百万ドルもの収入を得ていたことが発覚した元NYPDの警官が逮捕された。
告訴状によると、逮捕されたマイケル・リッジ容疑者は、コンパニオンやエスコートサービスと称し、58もの売春サイトを運営していた。それぞれのサイトでは、露出度の高い服やトップレス姿の25~30人の女性を紹介しており、「寄付金」という名目で時間給にして400~2千ドルの値段を表記していた。中には、自家用機で行く5日間のジャマイカ旅行のお供に、エスコートを雇った顧客もいるという。
リッジ容疑者は、2000年までの9年間、NYPDの警官として勤めており、現在は障害者年金を受給している。「顧客は世界有数の金持ちだし、エスコートになれば大金が入る。10年やっているが問題は一度もない」と豪語していたという。同容疑者は09年に、クイーンズ区で違法なスポーツギャンブルに関与していたとして有罪となり、罰金を払った前歴がある。
容疑者は、ブルックリン区の連邦裁判所で罪状認否を行った後、50万ドル(約5500万円)の保釈金を払い、現在は釈放されている。