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共同通信
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ロシア農業省傘下の動植物検疫監督庁は26日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受け、「放射性物質汚染の可能性を考慮し、日本からの水産物供給に対する中国の制限に加わる可能性を検討している」と発表した。中国当局との会合で日本が輸出する水産物の安全性について議論したとし、日本との交渉後に最終決定するとした。
同庁は日本側に交渉の必要性について文書を送り、日本が輸出する水産物の放射線検査方法に関する情報を提供するよう求めたとしている。
同庁によると、日本からロシアへの2022年の水産物輸出量は190トン、今年は9月22日時点で118トン。(共同)