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共同通信
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宮崎地検は27日、30代女性に対する不同意性交致傷の罪で、宮崎市議の西本誠容疑者(37)を起訴した。西本被告は4月の市議選で政治団体代表「スーパークレイジー君」として初当選していた。地検は認否を明らかにしていない。
起訴状によると9月3日、腕を引っ張るなどして女性を宮崎市内のホテルに連れ込み、性的暴行を加えるなどしたほか、女性が逃げ出した際にホテルの階段から転落したことにより、女性の手や腕にけがを負わせたとしている。
西本被告と接見後、宮崎市役所で記者会見した弁護人の加藤博太郎弁護士は、西本被告が起訴事実をおおむね認め、市民に「大変申し訳なく思っています」と述べたと明らかにした。進退について「外に出た時、自分の口から話したい」と述べたという。
加藤弁護士は「強い暴力を振るっておらず、着衣も脱がせていない」として、公判では不同意わいせつ罪の適用を求めるとした。
宮崎県警は6日、不同意性交致傷容疑で西本被告を逮捕。市議会は11日の本会議で辞職勧告決議を全会一致で可決した。