三菱自動車、中国の生産撤退へ

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共同通信
三菱自動車工業本社が入る港区のビル

 三菱自動車が中国の自動車生産から撤退を検討していることが28日、分かった。中国では電気自動車(EV)が急速に普及し、三菱自の新型車などの販売が振るわず、3月から生産を停止していた。今後は重要市場と位置付ける東南アジアに注力する。

 中国ではEVへの移行が加速する中、地場ブランドが力を付けてシェアを伸ばす一方、日本のメーカーは苦戦している。三菱自の判断が、他の日本勢の対応に影響を与える可能性もある。