犬のふん不始末に強行手段 BK区で顔出しポスター掲示

 5月30日付のCBSニューヨークによると、ブルックリン区グリーンポイントで、飼い犬のふんの後始末をしない男性の写真がポスターとして公開されているという。
 同区フランクリン通りの商店街では、日頃から犬のふんの不始末が問題となっている。防犯カメラが捉えた写真には、紺のボーダーシャツを着た飼い主の姿とともに「これはあなたですか?もしそうならば、ふんの後始末を忘れないで」という言葉が添えられている。CBSニューヨークは、このポスターを作成した人物やカメラマンを特定できなかったが、モラルに欠ける飼い主に対し、堪忍袋の緒が切れた住民らによるものとみられ、ビルの壁などに複数掲示されている。
 近隣住民の1人は、「私も犬を飼っていたことがあるが、ふんの後始末をせずに立ち去るのは住民に迷惑を掛けることになるし、住民が腹立たしい気持ちになるのも理解できる」と話している。一方で、「写真を公表する必要はないと思う」と今回のポスターを批判する住民もいる。
 ニューヨーク州法によると、ペットのふんを放置した飼い主には最大で250ドル(約2万7千円)の罰金が科せられることがある。顔写真を街中に掲示され、恥ずかしい思いをしたくないのであれば、ルールを守り、きちんとペットのふんの後始末をした方が良さそうだ。