重要鉱物の確保策を議論

09/28/2023

　【パリ共同】国際エネルギー機関（IEA）は28日、重要鉱物の安定的な確保策を議題とした初の国際会議をパリで開いた。重要鉱物は電気自動車（EV）向け電池や高性能モーターなどに使われ脱炭素社会進展の鍵を握るが、一部の国に供給を依存している。経済安全保障の観点から、調達先の多様化など国際的な連携の在り方を話し合う。

　会議にはIEA加盟国の閣僚や資源開発を手がける企業関係者らが集い、日本からは西村康稔経済産業相が出席。

　重要鉱物は、リチウムイオン電池に使われるリチウムや、中国が輸出規制を始めた半導体原料のゲルマニウムなど多岐にわたる。