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共同通信
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【北京共同】中国は1日、国慶節(建国記念日)を迎えた。9月29日から国慶節に合わせた大型連休に入っており、国内の交通機関では混雑が続き、各行楽地は多くの旅行客らでにぎわいを見せた。6日までの連休中に国内旅行で延べ8億9千万人が移動する見通しで、新型コロナの行動制限が続いていた前年を大きく上回ると予想される。
北京駅前の広場は1日、旅行客の往来でごった返していた。河北省から北京に息子と遊びに来た女性(36)は「コロナの制限のない旅行を思いっきり楽しみたい」と笑顔を見せた。
中国メディアによると、1日当たりの国内鉄道の運輸客数は9月29日に史上初めて2千万人を超え、同30日も1706万人と高い水準となった。30日の高速道路の1日当たり利用車数も、コロナ前の2019年同時期より14%増の5857万台に達した。
中国メディアによると、上海や蘇州、成都などが人気で、ホテルや航空機の予約数は前年同期の少なくとも5倍となっている。
天安門広場には、国旗掲揚を見ようと約30万人の観光客が押し寄せた。