芸備線の存廃、国に期待感も

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共同通信
広島県の湯崎英彦知事(左)、岡山県の伊原木隆太知事

 JR西日本が岡山、広島両県にまたがる芸備線の存廃を話し合う「再構築協議会」の設置を国に要請したことを受け、広島県の湯崎英彦知事は3日、「沿線市と協議して対応を検討したい」と述べた。岡山県の伊原木隆太知事は「地元自治体とJRの立場が乖離しており、国の関与は意義深い」と行司役としての国の役割に期待感を示した。

 設置要請は同協議会制度で全国初。国は今後、関係自治体に意見を聴いて設置の是非や対象区間を判断する。要請区間は備中神代(岡山県新見市)―備後庄原(広島県庄原市)間の68.5キロ。