「ため息出るほど男社会」と批判

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共同通信
神奈川県警本部

 神奈川県公安委員会の岡田優子委員は4日、県警本部で開かれた署長会議の訓示で「落胆のため息が出るほどの男社会」などと述べ、幹部に女性が少ない組織風土を批判した。続いて県警の直江利克本部長も訓示し「職員一人一人が士気高く、力を十全に発揮できるよう職場環境の形成などに尽力するよう期待する」と語った。

 県警によると、2023年4月時点で、県警の総定数に占める女性警察官の割合は10.9%だが、警部以上に占める女性の割合は1.6%にとどまる。

 岡田氏は「なぜ女性幹部が育たなかったのか、あるいは育てなかったのか、ぜひ考えてもらいたい」と問題提起した。