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共同通信
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秋の統一補欠選挙の皮切りとなる参院徳島・高知選挙区補選が5日、告示された。事実上の与野党対決。自民、立憲民主両党候補の一騎打ちとなる見通しの衆院長崎4区補選(10日告示)とともに、岸田政権への「中間評価」となる。衆院議員の4年任期の折り返しが近づく中、結果は岸田文雄首相の衆院解散戦略を左右する。物価高対応などが争点となりそうだ。立民も衆院選をにらみ党勢回復へ正念場となる。両補選の投開票日は22日。
第2次岸田再改造内閣の発足後、初の国政選となる。与野党ともに総力戦を展開する構えだ。隣接県を一つの選挙区に統合する「合区」で補選が行われるのは初めて。
参院徳島・高知補選は、秘書だった男性を殴った高野光二郎氏(自民を離党)の議員辞職に伴う。立候補を届け出たのは、無所属元職の広田一氏(55)、自民新人の西内健氏(56)=公明推薦。諸派新人も出馬を模索している。