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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は5日、訪問先のコートジボワールで講演し、2023年前半の世界経済は力強い回復を見せたものの「油断は禁物だ」と強調した。米国が堅調で、インドなどの一部の新興国は好調だとする一方、「大部分の先進国経済は減速している。中国の成長は予想を下回っている」と懸念を示した。
世界経済にとって物価高を抑制することが「最優先課題だ」と位置付け、一部の国の物価上昇率は「25年まで目標を上回り続ける可能性が高い」と指摘。「インフレとの戦いに勝つためには金利をより長く、より高く維持する必要がある」と強調した。