台風7号を激甚災害に指定

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共同通信
台風7号の影響で一部が崩落した鳥取市佐治町の橋=8月16日

 政府は6日、京都、兵庫、鳥取の3府県を中心に被害が出た8月中旬の台風7号を激甚災害に指定すると閣議決定した。被災した全ての自治体を対象に、農地や農道、水路などの農業用施設、林道の復旧事業にかかる費用の国庫補助率を1割程度引き上げて、早期復旧を支援する。

 特に被害が大きかった鳥取県三朝町は、局地激甚災害に指定した。河川、道路、下水道などの公共土木施設や公立学校、福祉施設などの復旧事業の補助率も1割程度引き上げる。

 台風7号は8月15日、和歌山県潮岬付近に上陸して近畿地方を縦断。全国で66人が重軽傷を負い、住宅被害は700棟以上。各地で農作物にも大きな被害が出た。