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共同通信
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トルコ航空の旅客機が9月、羽田空港を出発後に本来のルートを外れて東京都心上空を飛行していたことが6日、国土交通省への取材で分かった。十分な高度があり、乗客や地上の安全に影響はなかった。国交省は再発防止を要請し、他の航空会社にも注意を促した。
国交省によると、9月22日深夜、羽田発イスタンブール行きトルコ航空199便は離陸後、東へ旋回して東京湾沿岸を飛行する必要があった。だが北西に飛行して東京タワーの上空を通過した後、南東に旋回して東京湾に出た。
国交省はトルコ航空に報告を指示。同社から「マニュアル操縦から自動操縦への切り替えがうまくいかなかった」との回答があった。