県立高元校長、第2次再審請求

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共同通信
新証拠となる銀行から開示されたデータを示し、記者会見する弁護団の海渡双葉弁護士(右端)と北川好伸元校長(同3人目)ら=6日午前、浜松市

 大学推薦入試を巡る加重収賄などの罪で有罪が確定した静岡県立天竜林業高(現天竜高)の北川好伸元校長(75)は6日、静岡地裁浜松支部に第2次再審を請求した。

 北川元校長と弁護団は請求後、記者会見し、9月に新証拠がスルガ銀行から開示されたと明らかにした。

 確定判決によると、元校長は2006年、推薦入試のため生徒の調査書を改ざんするよう教諭に指示し、生徒の祖父で静岡県天竜市(現浜松市)の中谷良作元市長(91)=贈賄罪で罰金刑確定、再審請求中=から謝礼20万円を受け取った。

 弁護団によると、新証拠は07年12月10日午後0時26分の元市長による保険商品の振り込み完了を示す伝票データ。