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共同通信
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【ソウル共同】韓国の国会は6日、最高裁長官候補の人事承認を巡る採決を行った。候補者に脱税などの疑惑があると問題視していた国会多数派の野党「共に民主党」が反対し、否決された。韓国メディアによると、最高裁長官の人事案が否決されたのは35年ぶり。
尹錫悦大統領が8月、ソウル高裁部長判事を務める保守派の李均龍氏を候補に指名。高位の公務員としての財産申告に関し、約10年間、親戚が経営する会社の株式を申告していなかったことが判明、脱税の疑惑も出ていた。
政権側は新たな人選を進める必要がある。長官不在で裁判の遅れなどの懸念があるほか、人選は日韓関係にも影響を与える可能性がある。