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共同通信
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陸上自衛隊石垣駐屯地(沖縄県・石垣島)が7日、3月の開設以降初めて一般に開放され、離島防衛を想定した訓練を披露した。自衛隊には、南西諸島の防衛力強化をアピールし、軍事力増強を続ける中国をけん制する狙いがあるとみられる。
訓練は、駐屯地の広場を島に見立て、敵の侵攻部隊と戦闘する想定。接近してくる敵の艦隊30隻を、地対艦ミサイル中隊が発射車両を展開し、迎撃する手順を確認した。
一部上陸した敵部隊に対し、ドローンやバイクなどを使って偵察。武装した隊員が小銃で空包を発射し、制圧した。観客からは拍手が湧き起こった。
駐屯地内には、陸地から艦艇を攻撃する12式地対艦誘導弾の発射車両などを展示。