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共同通信
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【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘で、イスラエルのメディアは8日までに約300人が死亡したと報じた。ガザ保健当局は232人が死亡したと発表。双方の犠牲者は計500人超に上った。いずれも攻撃継続の構えでガザ情勢が一層悪化するのは必至。イスラエル政府は治安閣議で「ハマスの軍事力、統治力を破壊する」と決定。ガザへの地上侵攻に踏み切るかどうかが焦点だ。
武装勢力との戦闘でイスラエル側にこれほど大きな人的被害が出るのは極めて異例。イスラエルのネタニヤフ首相は7日の治安閣議で「長く困難な戦争に着手する。目的完遂まで制限も中断もない」と強調した。
イスラエル軍が地上侵攻すれば、ガザで約2250人、イスラエル側で約70人が死亡した2014年以来となる。軍は「あらゆる選択肢を排除しない」としている。
ハマスは7日夜もロケット弾攻撃を継続。人口が多い中部テルアビブなどイスラエル各地に飛来し住民がシェルターに避難。イスラエル軍もガザ空爆を続けた。