内水氾濫で下水管整備、秋田市

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共同通信
大雨で冠水したJR秋田駅前を歩く人たち=7月、秋田市

 7月の大雨で市街地に雨水があふれ出る「内水氾濫」などで7千棟以上の住宅に浸水被害が出た秋田市が、地下に直径2m超、総延長約2キロの下水道管を新たに設置する検討をしていることが8日までに分かった。雨水の排水機能を高め被害を防ぐのが狙い。近年多発する内水氾濫の対策の一つとして注目される。

 市によると、既存の下水道管の下に、新たに直径2.6mの下水管を設置する。これまでの下水管の処理能力を超える雨が降った場合、あふれた雨水を流す。

 被害が大きかった同市の中通、南通、楢山の各地区で総延長2.2キロに整備する計画。本年度中に地盤調査を始める方針で5年以内の完成を目指す。