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共同通信
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四輪駆動車の戦闘員が路上の市民を乱射した―。7日早朝に始まったイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃。パレスチナ自治区ガザから数千発のロケット弾を発射し、多数の戦闘員をイスラエルに送り込んで次々と住民を襲撃した。「路上に10人ほど倒れていた」「死んでもおかしくなかった」。その様子を目撃した男性が当時の恐怖を振り返った。
男性はイスラエル人のマオル・エルコビさん(24)。ガザに近いイスラエル南部スデロトで7日、共同通信の取材に応じた。6日夜からスデロト周辺にあるレイムで開かれたパーティーに参加。約3千人の若者が夜通しでダンスに興じていた。
だが7日早朝のロケット弾飛来で状況は一変。「みんな酔っていたから初めは空を飛ぶロケット弾を見ても何かの冗談かと思った」。ただ会場に駆けつけた警察官が帰宅を命じて散会。参加者は走って逃げたが、戦闘員の襲撃の方が早かった。
とっさにエルコビさんは路上に止まっていた友人の車の後部座席に隠れた。四輪駆動車の戦闘員は「神は偉大なり」と叫びながら自動小銃を乱射した。