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共同通信
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【バンダルスリブガワン共同】上川陽子外相は9日、訪問先のブルネイでエルワン第2外相と会談し、中国が軍事活動を活発化させる南シナ海情勢について、両国の連携を確認した。上川氏は、力による一方的な現状変更の試みや威圧的な活動への深刻な懸念を表明。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化が重要だとの認識を共有した。
東京で12月に開かれる日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議を巡り、協力する方針を申し合わせた。
上川氏は東京電力福島第1原発処理水の放出に関し、日本の取り組みを説明。エルワン氏は、科学的根拠に基づき日本が透明性をもって対応していると評価した。