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共同通信
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【ソウル共同】来春に総選挙を控える韓国で、ソウル市の江西区長選が11日実施され、即日開票された。複数の韓国メディアは革新系最大野党「共に民主党」の陳校薫・元警察庁次長の勝利が確実だと報じた。約70%の開票時点で、保守系与党「国民の力」の金泰佑・前区長に20ポイント以上の差をつけた。金氏は敗北を認めた。与野党は総選挙の前哨戦と位置付け、党幹部が連日応援に駆け付けた。
江西区は近年、与野党の勢力が拮抗していた。支持率が低迷する尹錫悦政権への厳しい民意が示され、与党執行部の責任が問われそうだ。
期日前投票率は過去最高の22.64%で、各支持層が結集したもようだ。全体の投票率は前回より微減の48.7%だった。
来春の総選挙は中道層が多い首都圏での結果が全国の勝敗の鍵を握るとみられている。与党は現在国会で少数派。