9月のビール類販売、3社で減少

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共同通信
値上げを告知する張り紙が掲げられたビックカメラ有楽町店の酒類販売コーナー=2022年9月、東京都千代田区

 ビール大手4社が12日発表した9月のビール類販売実績は、3社が前年同月比で大幅な落ち込みとなった。各社が昨年10月に値上げをしたことによる駆け込み需要の反動が出た。

 ビールと発泡酒、第三のビールを合わせた販売数量は、キリンビールが18%、サッポロビールが24%それぞれ減った。売上金額ベースで公表しているアサヒビールは17%減だった。サントリーの販売数量は1%増で前年並みだった。糖質ゼロのパーフェクトサントリービールや、今年投入した新商品が好調だった。

 今年10月の酒税改正で、税率が下がるビールは値下げが予定されていたため、買い控えが起きたことも影響した。