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共同通信
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【北京共同】中国政府がチベット自治区で今月上旬に開いた国際フォーラムで、英語通訳が「チベット(TIBET)」ではなく、チベットの中国語「西蔵」の発音に当たる「シーザン(XIZANG)」を使ったと中国メディアが12日までに伝えた。自治区の中国化を進める習近平指導部がチベットの英語表記の変更を計画しているとの見方が浮上している。
フォーラムには各国の代表が出席。王毅共産党政治局員兼外相は5日の開幕式で「私たちは国際社会の友人がシーザンを訪れることを歓迎する」と演説。中国外務省は演説を中国語と英語でホームページに掲載し、英語ではチベットの地名をいずれもシーザンと表記した。