幼少期は「落ち着きのない子」 NYの元隣人が乱射の容疑者語る

 14日付のニューヨーク・ポストによると、フロリダ州オーランドの同性愛者向けナイトクラブ「パルス」で12日未明に起きた銃乱射事件の容疑者の幼少期を知る人物らが13日、同紙インタビューで当時の容疑者について語った。
 49人の死者と53人の負傷者を出し、警察との銃撃戦の末に射殺されたオマル・マティーン容疑者(29)は、1986年ニューヨーク市クイーンズ区で生まれ、2年後にロングアイランドのナッソー郡ウエストバリーに引っ越した。当時、容疑者一家が定期的に訪れていたという、同地に住む60歳の女性によると、同容疑者は野性的な部分を持った手に負えない子どもで、いつも動き回っていたという。女性は、「常にテーブルの周りをぐるぐる走り回っていた。とても落ち着きがなく、全く言うことを聞かない子どもだった」と当時を振り返った。
 また、一家が暮らしていた家から2軒隣に住む女性は、「彼がただ座ってテレビを見ておとなしくしているところなど見たことがない。とにかくじっとしていられない子どもだった」と語っている。
 容疑者の父親セディークさんは、アフガニスタンからの移民で、生命保険の販売員をしていたという。一家は91年、フロリダ州セントルーシー郡に移住している。