Published by
共同通信
共同通信
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に建設を検討中の第2工場を巡り、経済産業省が最大9千億円規模の補助金による支援を検討していることが12日、関係者への取材で分かった。第2工場の総投資額は2兆円前後に上るとみられ、国内の重要な半導体生産拠点となりそうだ。
国が今月中にまとめる経済対策にTSMCを含む半導体支援策を盛り込む予定。
TSMC幹部は6月、熊本での第2工場の計画を表明し「日本政府と交渉中」と述べていた。巨額の補助金が前提条件となっているとみられる。
TSMCは既に熊本の第1工場を建設中で、2024年の出荷を目指している。