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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は13日、高知市出身の日本人女性、故田内千鶴子さんが戦前から孤児救済に尽力した南西部木浦の養護施設「木浦共生園」を訪れた。田内さんについて「国境を超えて他国の子どもたちをわが子のように育て上げた『韓国孤児の母』だった」とたたえた。
園を運営する財団の創立95年記念行事での発言として大統領府が発表した。尹氏は田内さんの愛が「韓日両国民の心を動かした」と語った。木浦を含む全羅南道出身の故金大中大統領と故小渕恵三首相による日韓共同宣言から今年25年を迎えたことにも触れ、日韓関係の重要性を強調した。
田内さんは1968年に亡くなるまで約3千人の孤児を育てた。