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共同通信
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コンゴ(旧ザイール)での鉱山採掘事業への投資を巡り男4人が逮捕された出資法違反事件で、約27億円を集めたとされる男らが実際にコンゴ側に送金したのは約1億円だったことが13日、警視庁への取材で分かった。警視庁は残る金の使い道を調べる。
約1億円は4人のうちの1人、樽本貴司容疑者(47)が代表取締役を務める非鉄金属販売輸入会社「アドヴァンス工業」からコンゴの子会社に送られていた。
「鉱山の売却計画のためにボーリング調査の費用が必要」と呼びかけ、「売却されれば株価は倍になる。不成立の場合も株を同額で買い戻す」と説明してアドヴァンス工業の株購入代金の名目で金を集めていた。