イスラエル・パレスチナ支援者、
コロンビア大で対立
安全のため部外者立ち入り制限
ニューヨーク市内で、パレスチナとイスラエル双方の支援者間の緊張が高まっている。コロンビア大学では12日、双方の支援者数百人が入り乱れ、学校側は部外者の構内立ち入りを制限した。12日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。
デニス・ミッチェル暫定総長は学外の支援者を引き入れようと「努力を尽くしている」ことを懸念。学校関係者に宛てた電子メールの中で「我々は表現の自由を信奉する。しかしこの自由には学内を安全に保つという責任が伴う」としている。
イスラエルに10人を超える家族がいるという学生キャロライン・スミスさん(23)は「とてもがっかり。支援してくれるのは私のユダヤ人の友達だけ」と話す。前日にはポスターを貼っていた24歳の学生が暴行を受けた。ニューヨーク市警(NYPD)は暴行容疑で19歳の女性を逮捕。偏見に基づいた犯行の疑いもあるとしている。NYPDはブルックリン区内のネイビーヤード付近とサウスウィリアムズバーグでもヘイトクライムが起きたとして特殊部隊が捜査を進めている。
ハリード・マシャアル元ハマス党首は、13日をパレスチナのために「行動を起こす日」と宣言。タイムズスクエアではこれに呼応してイスラエルに抗議するデモが計画されている。NYPDは神経をとがらせ、制服警官を多数動員。礼拝施設などへのパトロールも強化している。
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