ガザ地上侵攻「陸海空を連携」

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共同通信
パレスチナ自治区ガザ近郊のイスラエル南部アシュケロンに配置されたイスラエル軍の戦闘車両=14日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍報道官は14日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対し、大規模な攻撃作戦を準備していると述べた。地上作戦に重点を置き、陸海空の攻撃を連携させると説明した。地上侵攻が迫っているとみられる。ガザ周辺には既に地上部隊が集結し、ガザへの砲撃を繰り返している。

 イスラエル、ガザ双方の死者は計3500人以上となり、イスラエルから日本人退避も進んだ。

 イスラエル軍はガザ北部の住民約110万人に避難を求め、攻撃拡大を警告。大規模な住民移動は困難で、地上侵攻に踏み切れば民間人の犠牲が拡大する恐れがある。ハマスに拘束された人質の安否も懸念される。

 日本人退避のため日本政府が手配したチャーター機は14日夜(日本時間15日未明)、イスラエル中部テルアビブ近郊から日本人8人を乗せてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイの空港に到着した。韓国人退避のために派遣され、日本人51人が同乗した韓国軍の輸送機も日本時間14日夜、イスラエルからソウル郊外の軍用空港に到着した。