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共同通信
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スタンプ帳のような「選挙手帳」を有権者に配布し、選挙の際、投票の証しとして押印する取り組みが一部の自治体で広がっている。人生80年と想定して合計の投票機会に相当する100回分の押印欄を設け、新たに選挙権を得る18歳に配るケースが多い。「生涯投票率100%を目指そう」を合言葉に若年層の政治参加を後押しするのが狙いだ。
愛知県稲沢市は今年初めて選挙手帳を作り、18歳を迎える市民約560人に郵送した。押印欄と並んで、選挙ごとに投票した時の思いなどをメモできる欄がある。予定される主な選挙の種類と任期も記載している。
選挙の際は期日前を含む全投票所に市の公式マスコットキャラクター「いなッピー」をあしらったスタンプを設置する。
総務省の抽出調査によると、選挙権年齢が「18歳以上」となった2016年以降の5回の国政選挙で20~24歳の投票率は18、19歳を4~12ポイント程度下回っていた。こうした傾向は、稲沢市選管による分析でもみられたといい、選挙への関心を継続して持ってもらおうと取り組みを始めた。