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共同通信
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【北京共同】中国外務省は15日、王毅共産党政治局員兼外相が14日にサウジアラビアのファイサル外相と電話会談したと発表した。王氏は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルの軍事行動は「自衛の範囲を超えている」と述べ、名指しで批判した。ファイサル氏は「ガザ住民の強制的な移動に反対する」と応じた。
王氏は「当事者は事態を悪化させる行動を取るべきではない」と強調。イスラエルは国際社会の呼びかけに「耳を傾けるべきだ」と述べたが、ハマスを直接非難することはなかった。イスラエルとパレスチナの「2国家共存」による解決案の重要性を訴えた。