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共同通信
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【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は15日、訪問先のエジプトでシシ大統領と会談し、ガザの人道支援に取り組む重要性で一致した。ブリンケン氏はイスラム組織ハマスのイスラエル攻撃について「非人道的だ」と非難。一方、シシ氏は「40年間にわたり蓄積された怒りと憎しみの結果だ」と言及するなど、食い違いも目立った。
シシ氏は会談で、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対するイスラエルのこれまでの攻撃では、多くの犠牲者が出ており、「自衛権の範囲を超えていた」とも指摘した。
ブリンケン氏は会談後、「(訪問した国々で)紛争拡大を防ぐためあらゆる手を尽くすとの共通見解を聞いた」と述べた。