スムーズなバス利用目指して 支援団体が改善策提案

 17日付のエーエム・ニューヨークによると、複数の交通支援団体が、ニューヨーク州都市交通局(MTA)に対し、2018年から段階的に始まる地下鉄駅での電子決済システム導入に伴い、バスにも同様のシステムを同時期に導入し、バスの利用がスムーズになるよう改善計画を具体化するよう求める合同書簡を9日、提出したという。
 ライダーズ・アライアンスなどの計4団体は、このほど提出した合同書簡の中で、①市内の全てのバスにおける電子決済システムの導入②セレクトバスのペーパーチケット廃止③どこからでも乗車できるように全ての乗降口に読み取り機を取り付ける、などを検討項目に追加するよう求めている。団体の代表者は「ペーパーチケットを印刷する現在のセレクトバスのシステムは、時間が掛かり非効率的」と指摘する。また「全ての乗降口に読み取りセンサーを設置してスマートフォンやクレジットカードで決済すれば、格段に利用しやすくなる」と訴えた。
 これに対し、MTAは「全てのバスで電子決済を必須条件に加えるのは、トラブルが生じるリスクがあり慎重にならざるを得ない」と述べた。

Henrik Johansson