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共同通信
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【テルアビブ共同】炭化した遺体、抱き合いながら亡くなった親子…。イスラム組織ハマスの襲撃で命を落としたイスラエル人らの身元確認を進める国立法医学センター(中部テルアビブ)が16日記者会見し、遺体の損傷が激しく身元確認が難航していると明らかにした。ヘン・クゲル所長は時折涙を流し「ハマスの蛮行」を非難した。
ハマスとイスラエル軍との大規模戦闘で、これまでに確認されたイスラエル側の死者は1400人以上。大半はハマス戦闘員がイスラエルに侵入しガザ周辺の集落を襲撃した7日に殺害された。
軍は16日までに約950体の身元不明遺体を法医学センターに送り、約500体の身元が判明した。指紋や歯型、DNA型鑑定、CTスキャンを駆使するが、損傷が激しく、DNAが採取できないケースなどもある。
会見では、クゲル氏が遺体の写真を見せながら説明。親子が抱き合いながら死亡したとみられる黒い2体や手錠をはめられた遺体、頭部のない遺体があったほか、無数の骨が1カ所から見つかったケースもあり「まるで焼却炉のように燃やされたのだろう」と語った。