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共同通信
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JR西日本は17日、山陰地方と岡山を結ぶ特急「やくも」の新型車両「273系」を報道関係者に公開した。車体は鳥取県の大山の朝日や島根県の宍道湖をイメージしたブロンズ色。現行車両に比べ揺れを少なくする国内初の仕組みを採用した。来年春から導入する。
従来の381系は「自然振り子式」を採用し、カーブが連続する区間を高速で走るため乗客から「乗り物酔いしやすい」との声が上がっていた。新型車両は地形のデータを基に、カーブに入る前に自動的に車体を傾けて揺れを軽減。従来型と比較し、乗り物酔いの評価指数が最大約23%改善したという。
前後の座席間隔を新幹線並みに広げるなどして乗り心地も向上した。