第212臨時国会が召集

10/19/2023

　9月の第2次岸田再改造内閣発足後、初の本格論戦となる第212臨時国会は20日召集された。衆院は午後の本会議で、細田博之議長（79）の辞任を許可し、後任に自民党の額賀福志郎元財務相（79）を選出する。その後、参院本会議場で天皇陛下を迎えて開会式が行われる。臨時国会では政府が近く取りまとめる新たな経済対策や世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題への対応などが焦点となる見通しだ。

　会期は12月13日までの55日間。岸田文雄首相の所信表明演説は23日に衆参両院本会議で実施する。演説に対する各党代表質問は衆院が24、25両日、参院は25、26両日に行う。与野党は衆院予算委員会で27、30両日に首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行う日程で合意した。政府は11月2日に経済対策を閣議決定する方向で調整に入った。経済対策の財源の裏付けとなる2023年度補正予算案の国会提出は同月後半になる可能性がある。

　額賀氏は茨城2区選出。1983年に初当選し、当選13回。防衛庁長官や党政調会長などの要職を歴任した。