N、R線の運行間隔短縮が難航
MTAの地下鉄運行本数増加計画
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、州予算3500万ドルの配分を受け、地下鉄の運行本数を増やす計画を進めている。ただ、地下鉄N、R線の増便は難航。計画では、両線の運行間隔を以前の平均10分から8分に短縮することを目指しているものの、約9分の短縮にとどまっている。
9月のMTA理事会で発表される予定だったスライド上のデータによれば、N線の運行間隔は、改善前は平均10.3分だったが、現在、8.8分。R線の運行間隔は、平均10分から8.9分へと、いずれもあまり改善しなかった。N、R線の待ち時間の長さに不満を抱いたブルックリン区南部の地下鉄利用者は、SNSに定期的に苦情を投稿した。このデータは、改善計画が開始されてから、実際にどれだけのサービスが提供できていたかを示した最初の数字だ。
一方、1、6、G、J、M線では、週末の運行が改善されていた。G線は10.2分から8.3分に、J線は10.3分から8.5分に、1および6線は8.2分から6.6分に、それぞれ待ち時間が短縮された。MTAのデータでは、サービス改善の目標が実現された路線では、週末の乗車率が8〜9%上昇。N、R線では、上昇は5%増にとどまった。(17日、ニューヨークポスト)
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