ガザ情勢巡りエジプトで国際会議

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共同通信
カイロ平和サミットで演説する上川外相=21日、カイロ郊外(外務省提供)

 【カイロ共同】ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘を受け、エジプトの首都カイロ郊外で21日、国際会議が開かれた。人道危機が深刻化するガザへの支援方法などを協議。エジプトのシシ大統領が開催を呼びかけた。

 会議は「カイロ平和サミット」。中東や欧州を中心に20を超える国・地域の首脳や外相が集まり、国連のグテレス事務総長も参加した。日本からは上川陽子外相が出席。7日の戦闘開始後、日本の閣僚の中東訪問は初めて。

 シシ氏は演説で、支援物資をガザに安全に届ける方法を確立した後、即座に停戦交渉に移るべきだと主張。イスラエルとパレスチナの「2国家共存」の実現に向けた交渉も進めるべきだと訴えた。