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共同通信
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静岡県の川勝平太知事は23日の記者会見で、リニア中央新幹線の全線開業後、県内の駅に停車する東海道新幹線の本数を1.5倍に増やす余地が生まれるとした国土交通省の試算結果について「内容がお粗末であきれている」と批判した。
川勝知事は、試算結果に関して「仮定の話で実現できるか分からない」とも指摘。岸田文雄首相が、年頭記者会見で試算実施を表明しながら、結果公表まで約10カ月を要したことにも不満を示した。
国交省は20日、リニアに乗客が移ることで東海道新幹線の輸送量が約3割減る可能性があり、静岡駅や浜松駅などに停車する新幹線の本数を1.5倍に増やす余地が生まれるとする試算結果を発表した。