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共同通信
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交流サイト(SNS)への投稿で殺人事件の遺族を傷つけたなどとして訴追され、罷免の可否を判断する弾劾裁判が続く岡口基一仙台高裁判事(57)=職務停止中=が24日、仙台市内で開かれた集会に参加し「私的な表現行為で裁判官が訴追されたことは、三権分立の危機だ」と主張した。
岡口氏は「若い裁判官が訴追や罷免を恐れ、表現活動を萎縮するようになれば司法の独立が脅かされる。私一人の問題ではない」とも述べた。
岡口氏は2021年6月に訴追された。来年4月の任期での再任を求めない考えを示しており、弾劾裁判が打ち切られる可能性もある。
第10回公判は25日に開かれる。