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共同通信
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【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は24日、2カ月近く動静不明となり汚職疑惑が取り沙汰された李尚福国防相の解任を決めた。国営中央テレビが伝えた。後任の国防相は報じられなかった。
中国では6月に動静不明となった秦剛前外相が7月に解任された。昨年10月の第20回共産党大会を経た発足から1年となった3期目の習近平指導部は、外交・安全保障の主要閣僚が姿を消す異常事態となっている。
全人代常務委員会は李前国防相が兼務する国務委員と中央軍事委員会委員としての役職も解任すると決定。秦前外相が兼務する国務委員の役職も解いた。会議は同日まで5日間の日程で開かれ人事のほか法案が審議された。
解任の理由は明らかにされていない。中国軍で核ミサイル部隊を管轄するロケット軍で汚職疑惑が取り沙汰され、李前国防相も当局の調査を受けているとの観測がある。7月31日にはロケット軍の司令官と政治委員が同時に交代する異例の人事が発表されていた。