滑り台事故で愛知県に賠償命令

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共同通信
名古屋地裁

 愛知県大府市の公園で子どもを股の間に挟み滑り台を利用し、けがをしたのは、使用方法の注意喚起など安全管理に問題があったのが原因として、父親が1843万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は24日、設置や管理に瑕疵があったと認め、県に196万円の賠償を命じた。

 斎藤毅裁判長は判決理由で、幼児と一緒に利用する動画がインターネット上で複数公開されており、こうした使い方が常態化していたと指摘。手すりをつかめず、スピードが出て、手足が左右に飛び出る恐れがあったのに、滑り台は「通常有すべき安全性を欠いていた」と判断した。